技術を提供するお仕事の値段設定方法
どうも、こんにちは!
痛ネイルアーティスト育成アドバイザーのいとうです。
開業を考えていることを仲の良い同僚に話したところ開口一番にこう言われました。
「値段設定は安くしすぎちゃダメだからね!!」と。
私もすでに安すぎちゃうとどうなってしまうのか以前のサロンで痛いほど経験済みなので「おうとも!」と返事をしましたが、安いと何が怖いのかと、そうならないための値段設定方法を記事にしてみました。
値段が安いとこうなった
- 技術は提供して当たり前。それ以上のことを求められることが多くなる。
- 悪い口コミが入りやすくなる。
- 値段のせいで技術がだんだん軽視される。
- 本当はオーダーして欲しいメニューが動かない。
これは全てのサロンさんがそうだとは限りませんが、私が経験した限りではこんな感じです。
もしとても良いお客様ばかりだとしても、たくさん頑張って頑張ったのにお客様1人あたりの単価が低いとだんだん自分自身が「これだけしかもらえない私ってなんなんだろう・・・」と疲弊してしまいます。
いとうは開業当時どれぐらい技術があったのか?
私だって最初から技術が完璧だったからこの値段にしようと思ったわけではありません。
ネイリストにとっていつもと使うジェルが変わってしまうことほど不安で自信がなくなることはありません。
ですが、今までのジェルは高価すぎたため使用するジェルは1から自分でこだわって半年間友人やジェルが剥がれやすいのが悩みのネイリストさんの爪で試して選び抜いたジェルを採用しました。
更に今までやったことのなかった技法をセミナーで習ったりと新しいことの方がてんこ盛り状態。
なので、今までのことが役に立つことといえばネイリストとしての所作やカウンセリングのみ。ですよ!
って思うとそれだけしか今までのことが役にたたないのに値段設定高いけど大丈夫かな・・・?と不安になるときもありました。
それでも値段を最初から高くしたのは、途中から値段を上げてお客様が遠のいてしまうリスクを一番避けたかったんです。
そして私5年だし!スピードサロンだったから実質10年ぐらいサロンで働いたのと同じぐらいお客様こなしてきたし!!と自分を奮い立たせておりました。
策略的な値下げならありだが・・・
口コミを書いてほしかったり、新しい技術を試したかったりするときは私はリピーターさんに試させていただくことが稀にありますが、本当にごく稀です。
何十人もやらなくていいです。私はそういいつつ新しいことを試すのは2~3人しかやりません。
技術職の人は施術やセミナー、勉強をした分だけ毎回技術アップしていきます。
なのに値段設定が安いままなのはなんだかおかしい気がしませんか?
今までと同じ私じゃないぞ!と思ったらそこがもうあなたのお値段の変え時です。
値段の決め方
お待たせしました。今回の本題のお値段設定。
私の場合はちょっと特殊かもしれません。
人並みに「家賃・光熱費・広告費・材料費」などは勿論踏まえるのですが、ここからが私のこだわりです。
それは、自分が何がやりたくって独立をしたのか、です。
私は独立をしたいと思ったのは、カラフルなゆるキャラのアートを提供してお客様に元気になってもらいたいし上手って褒められたいからです。
それが一番私が嬉しい次のやる気にも繋がるからです。
その思いが強かったのでシンプルなコースよりも一番たくさんキャラアートを施術出来るコースを比較的お安くしました。(といってもしっかり1万越えですが。)
そこのお値段のハードルを下げるためには、1番お安いコースのお値段を下げるわけにはいきませんでした。
1番下のコースを安くしすぎると一万円超えのコースが更に高く感じてしまって手を出しづらくなってしまうし、考えたり用意するのにめちゃくちゃ時間がかかっているからお値下げ出来ないんです。
習志野の中なら1番上手いって思うことにしよっと
そして、ゆるいアートが好きすぎて休む暇なく休日に練習してきたからこそ自信がありました。
ここでさらに重要なのは、ネットの世界で比べるのではなく、○○県とか○○市など町のなかで自分がプロって思えればそれでいいと思います。
だってネットのすごい人と比較したら自分なんて小さく思えちゃうじゃないですか。
落ち込んじゃうだけです。
私はそういうのみるとソッコー落ち込むから、情報収集のとき以外は出来るだけ見ないようにしてます。
この後も必ずやった分だけ、新しいことを試した分だけ技術は身に付きますから安心してください。
実際にお客様はそのコースを選んでくれたのか?
内心ドキドキでした。
まずいつもだったら会社のお金としてドロアーにお客様から頂いたお金を自分で頂くのですから。
はわわわわ!という感じでしたが、開業2か月目にして1番お高いコースを選んでいただける方がいらっしゃいました!
そのときも1万円札だあああ・・・と震えておりましたが、お客様もとーーっても喜んでいただけていまではずっとそのコースを選んでいただけています。
まとめ
値段設定は安い方がお客様がいらっしゃるので最初は安心しますが、いつか自分の首を絞めてしまいお客様に継続して良いサービスを提供出来なくなってしまいます。
大丈夫、あなたの技術はそんなもんじゃない。
技術に見合った自信をもってお値段考えていきましょう♪