【 初級者向け正面女の子・後編】白目の影~完成まで| グリッド線ありで痛ネイルを描くやり方
こんにちは!
痛ネイリスト育成アドバイザーの「いとう」です。
この記事ではグリッド線を使いながら女の子の痛ネイルの描き方をご紹介していきます。
こちらの記事は後編なので、最初から読みたい方はこちらをご覧ください。
1,(前回の続きから)白目の影を塗る
白目の影を前回作った色で入れていきます。
前回の記事にも書いていますが念のため・・・
白目の影はホワイト:パープル=4:1でしたね!
2,瞳の色を作り、描く
瞳の中間
ターコイズブルー:グリーン=1:1
瞳のベース
シャツの色:瞳の中間色=1:1
瞳上部の影
グリーン:パープル=1:1
この3色が作れたら、
瞳のベース→瞳の中間→瞳上部の影
の順で塗り進めていく。
瞳に関しては細かすぎてこの痛ネイルをつけている人や施術者にしかわからない、自己満足の粋でもあります。
存分に自分の癖を出したりして楽しんでください~!
「細かくてよく見えない!」という方は瞳の色を2色にするなどして略しても構いません。
目の位置は命を吹き込む作業なので慎重に位置を決めて塗りましょう!
瞳の位置と大きさに注意しながら瞳を作ります。
3,口の中の色を作り、塗る
口の中のベース
髪の毛とその影の色=1:1
動画では塗り忘れて後から塗っていますが1番先に塗ります。
八重歯
肌色を使用。
口の影
瞳上部の影:ボルドー=1:1
今回は八重歯と影が被ったりしていないので、口の中のベースが先に塗れていれば順不同です。
4,コーティング(1度目)
このあとの輪郭線を描きやすくするためにノンワイプコーティングしていきます。
色が塗ってあるところのがたつきがなくなる程度で大丈夫です。
コーディング理由
- 輪郭を引っかかることなくスラスラ描きやすくするため
- 修正するときにベースカラーが色褪せたり汚れたりすることを防ぐ
こんな恩恵に授かれるからです・・・!
なので忘れずやりましょう!
※今回はこの後ONIライナーを使用しますがメーカーによっては、ノンワイプをしたことで引っかかり、逆に輪郭が描きづらくなってしまうこともあります。
別のチップに試してからコーディングしてみてください^^
5,輪郭を描いていく
輪郭線は特に痛ネイルのコツというコツが集結しているところでもあるので、ぜひ1つでも多く覚えてやってみてください~!
今回使ったONIライナーのブラウンはそのまま使うとかなり濃いので、淡いカラーやライナージェルと混ぜて濃さを調整します。
シャツのライン
ONIライナーブラウン:ターコイズブルー=1:2
髪の毛のライン
ONIライナーブラウン:ブルーシュのピンク=1:2
顔やそのパーツのライン
ONIライナーブラウン:髪の毛のライン=1:1
眉毛は全体の印象を決めます。
眉が太く濃いと雄々しく・細く薄いと繊細な印象になりやすいので、なんだか顔が濃い・薄いなどが気になったら眉毛の様子を見てみるといいかもしれません^^
描き進めていくと線が安定してくるので、そのタイミングで顔の中も描き進めていきます。
きれいなラインを引くために守りたい事
緩いジェルばかりと混ぜてしまうとくっきり繊細なラインを引くのが難しくなってしまうので、出来るだけライナージェル同士で混ぜるようにしましょう!
その日のブラシや自分の調子で好みの太さが出るまで様子を見たいので、洋服や髪の毛など、顔以外のパーツから描いていくと毎回顔の中を描くときは調子よく描ける確率もあがります。
出来るだけ曲線で描く
カーブがつく髪の毛や顔のパーツなど、男の子よりも曲線が多い仕上がりにすると女の子らしさが出るのでそこも意識して描きます。
ラインを触らないように気を付けたい事
右利きなら左、左利きなら右から描き上げることで、ブラシを支える指で描いた輪郭を触ったりするのを防ぎます。
ラインをきれいに修正したいと思ったら
ONIライナーはエタノールや他メーカーのクレンザーで落とすことが難しいかなり濃い目のジェルです。
専用の「消し溶剤」と「消しブラシ」を使用することできれいに修正することが出来ます。
もし手元にその溶剤がなければ、丁寧にウッドスティックで拭います。
1度でキレイにしようと思わず、何度も拭き取りゆっくり修正していきます。
ラインを硬化するタイミング
上手くいったらすぐに硬化したくなりますが、ちょっと待った!
固めると、上手くいったところまでは修正しても消えづらい反面、
輪郭線の修正が後々し辛いので描いたところをしっかり確認してから硬化します。
固めず進めると修正しやすい分、
うっかり上手くいったところも消してしまうので、自分に合ったやり方を見つけて自分に合う硬化のタイミングを見つけてみましょう。
6,眉と下唇・頬の線を描いていく
眉毛は髪の毛の影の色を使用し、角度に気を付けながら書いていきます。
下唇の線
ブルーシュピンクのみ。
頬の斜線
ブルーシュピンク:髪の毛の影=1:1
7、必要に応じて色を足すなどの修正をする
輪郭線を描き進めていくとこの色薄かったかも・・・など気になるところが出ることもあります。
そのときの対処方をご紹介します。
今回は髪の毛のジェルの厚さが足りなかったために髪の毛の影のあたりから肌色がうっすら見えている状態だったので、再度髪の毛の色を気になる部分に乗せてぼかすように馴染ませました。
馴染ませないと、修正した場所がバレバレなのできれいにぼかしてあげてください!
気になるところは一気に修正しちゃってまた輪郭に戻ります。
8,髪の毛のハイライトを入れる
髪の毛のハイライトは
ONIライナーホワイト:イエロー:肌色=1:1:1で混ぜていきます。
原画にあるものや、髪の毛の産毛を自分の想像で書き込んでも構いません^^
9、瞳のハイライトを入れる
こちらも瞳を塗ったときと同様、自己満足な世界でもあるのでよく見えないという方は省略してしまっても構いません。
ターコイズブルーとピンクを使い丸をずらすようにして描きます。
10、眉毛の輪郭を入れ、全体を確認する
髪の毛の輪郭線の色を使いラインを入れていきます!
輪郭線が全てのパーツに入ったかよくよく確認します。
眉毛・ほくろなど、細かなパーツは特に書き忘れがないようにしましょう。
11,修正箇所書き忘れがなければコーティング
必要であれば、グリッド線を隠すために色を塗っても構いません。
グリッド線をチェックのデザインにしてしまってもいいと思います。
爪に着ける場合は、いつも使っているトップジェル、チップの場合は再度ノンワイプジェルでコーティングします。
12,ついに完成です!!
お疲れ様でした!!
ようやく完成しましたね・・・!
しっかり休んで落ち着いたら、見返して次回の課題を見つけだしましょう^^
今回のワンポイントまとめ
- 目の位置は命を吹き込む作業!慎重に位置を決めてつくる!
瞳の位置と大きさに注意しましょう。 - 眉毛は全体の印象を決める。
顔が濃い・薄いなどが気になったら眉毛の様子を見ると解決することがある。 - 真っ黒を使うなら慎重に。
好みなので、好きな方は黒をしっかり入れていいと思いますが、黒はとても主張の強い色なので黒以外の有彩色を混ぜると柔らかな印象の作品になりやすい。 - くっきり繊細なラインを引くため緩いジェルを多めにライナージェルと混ぜない。
- 輪郭線の修正は何度も拭き取り丁寧に行う。
女の子の描くポイントが3つありましたね。
- 女の子の肌はピンク多め
- チークを入れると女の子感倍増!
- 髪の毛などのラインはしなやかに描く
こちらも気をつけながら、少しでも男の子と描き分けが出来るようになることを祈っております!
以下の動画でも解説しています!
p.s.
私は元々女の子のイラストから練習していたのもあって女の子の原画を描いたときに不思議なほどスラスラ描けました(笑)
痛ネイルも同じであなたにとって描きやすい性別があるかもしれません!
いつかはどちらも描けた方がいいこともありますが、まず最初は自分がやりやすい、あるいは描いていて楽しいと思う性別の子からの練習をおススメします。
この子を使ってぜひ練習してみてください^^
練習して頂けた作品をLINEやInstagramのDMに送ってくださると、HPやストーリーズで紹介させていただきます!
匿名でもOKなのでご応募お待ちしております!