「とにかく急がないとあっという間におばあちゃんになってしまうから。」
どうも、こんばんは!
痛ネイリスト育成アドバイザーの「いとう」です。
去年は特に祖母とハリネズミのまだらくんが亡くなっちゃったので心にかなりの大ダメージでした。
私はこの記事を書いている今30歳になるのですが、誰かの死を目前にすると時間は有限なのだよなとつくづく思います。
さて、先日はお金で時間を購入した話について書いてみましたが、今回は時間は有限だよねって話をしよう思います。
私のへっぽこ時代に活を入れてくださり、人生をかっこよく歩んで今でも本当に尊敬している方です。
むか~しむかし私のサロン研修時のお話です。
私がネイルサロンに転職し、1か月ちょいの短い研修を受けていた今から5年前の話です。
(全然むかしじゃないけど、むか~しって言いたかっただけ!(笑))
その時からインスタをやっていたのですが、検定の練習などもメモ代わりにアップしていたのでそのときの研修している写真も更新していると、ある方からインスタにメッセージが届きました。
その方は、私がネイリスト検定1級を受験している同時期に同じ1級を目指いしているインスタで知り合ったとーやさんという方でした。
ご家族と楽しそうに暮らしている印象のある方からのメッセージ、一体なにが・・・?
と思ったのですがこんなことが書かれていました。
「甘皮処理の部分が気になって仕方がない」
そう言われてしまいました。
いやぁ、同感です(笑)
だって見てみてくださいよ。
そのサロンで私なりの作品を作ってもこうなるんですから。
研修当時のものは見るのも嫌なほど恐ろい仕上がりだったので消してしまって手元にないのですが、そのサロンの影響を受けているのは確かです。
だってこんな仕上がりじゃないとタイムイン出来なかったんです。
普通なら1時間かけたいものを20分でやらねばなのでそうもなります。
最初からそれが嫌で嫌で仕方がなかったので、とーやさんの言葉はとても残りました。
なんで私にわざわざ連絡をくださったのか?
そのときちょうどとーやさんのお知り合いさんが、私と同じようなサロンで働いてたそうな。
そのお知り合いさんは私と同じような、安い早いサロンで働いておりオーナーさんの意向により
「キューティクルニッパー(甘皮をカットする道具)は怪我をさせたらクレームになるから使うな。」
という方針だったそうです。
それを聞いた瞬間、え・・・私のサロンと同じすぎると思いました。
しかもそのサロンはクレームも多くついには閉店してしまったそうで、そのお知り合いさんは他のネイルサロンに転職されたとのことでした。
だからこそ同じ状況にある私のことを心配してくださったのです。
会ったこともないのになんと優しい方なのでしょうか・・・!!(泣)
「出来る」のに「やらない」は勿体ない
先ほど例にあげた写真をとーやさんが見るたびに、いとーにはせっかくセンスもあだろうに勿体ないな・・・と感じていたそうです。
私自身、甘皮だけでなく様々なところが出来てないのに、お店に出ないといけないのはかなり苦痛でした。
ただ自分でそうやるんだって決めたんだからそれでやるしかない、私の今の精一杯だったのです。
今回は抜粋しただけなので、伝わっているかな・・・?と不安なのですが、、、
非常に濃く印象的なメッセージを私への戒めのように何度も思い出したりしました。
「勿体ない」ワードはそのあとお客様やスタッフからもどんどん私に対して言われるようになりました。
「私ってこのサロンで働き続けたら勿体ないのかな?」が「勿体ないんだ・・!!」と確信へと変わるのでした。
あっという間におばあちゃんになってしまう
とーやさんのすべての言葉がグサグサと刺さるなか、このワードが私にとって一番印象に残りました。
それは、この記事のタイトルにあった言葉。
もう、これは名言です。
「私は年齢が年齢だけに、とにかく急がないとあっという間におばあちゃんになってしまうから(笑)」
そうか、、だからこそとーやさんは妥協している暇がないんだと思いました。
そのあとこうも告げていました。
「一人一人のお客様を大切に、またこの人にやってもらいたい、この人にまた会いたい、そう思われるネイリストに必ずなります。」
そう断言されていらっしゃいました。
そう聞いて私はこのままでいいのだろうか?と強く思うようになるのです。
いつ行動する?今かな?早いかな?と。
この熱い熱いメッセージが私の独立の背中を押してくれた。
そのメッセージと自分の「せっかち」な性格が相まって、去年私は独立することが出来たのだとも思っています。
勿論他にもいろんな要因はありますが、このメッセージが心のノートにメモられていたのは確かです。
そしてネイル画像でとーやさんにお目汚しをしたにも関わらず、恐れ多くも私は先日とーやさんに連絡を入れたのです。
そうすると、とーやさんは「あのメッセージを送ってしまって出過ぎただけだったんじゃないか?」と後悔されていたそうです。
全くそんなことはなく、独立する勇気さえもらえておりました!
ただ、すごくこれはしっかりと記事にしたかったため、ようやくお披露目できてとても嬉しいです。
本当に時間はなかったんだ
連絡をとってから知ったのですが、もうとーやさんはネイルそのものから離れておりました。
それは更年期障害がひどく、コロナ渦も相まって自宅療養をしているからということでした。
「元々何者でもなかったのだから、今更なにかにこだわるものもなく、好きなことをして過ごすことが今の私のストレスフリーLIFEであります。」
と仰ってました。
とーや姉さんかっこよすぎます。ネイルをしなくなったって私はずっととーやさんがやりたい事を応援したいと思いました。
いつ急に来るかわからない死、そして残された時間何が出来るのか
それをとーやさんからお伺いできて、最初に仰ってたことが本当になってしまった・・・と改めて時間は有限なのだと強く思いました。
私だっていつまで元気かわかりません。
急に病気を患ってしまうかも。
私の家系は認知症や脳梗塞、失語症を患っていたのでいつか自分がそうなってもおかしくないんです。
今私の残された時間で出来ることは、、、
ああしとけばよかった。こうしとけばよかった。と後悔しないように生きていくことです。
おじいちゃんおばあちゃんになって後悔することと言えば、やった後悔よりもやらなかった後悔の方が強いそうですから。
それはなんだってそう。今の仕事でもプライベートでもです。私も悔いなく楽しくストレスフリーで生きていきたいと思います。
まとめ
今回この記事を書いていて、もっと早くお礼を伝えるべきだったということでさえ後悔しています。
実はネイルのイベントにいらっしゃっているとーやさんを目撃し個性的な髪の色とお洋服だったので「あっ!!!いまの絶対とーやさん!!」と思い声をかけたかったのですが、、一体何から話せばいいのやらわからず勇気も出ずでした・・・。
- 時間は本ッ当に有限です!!!
- 「勿体ない」と言われたら今後どうした方が自分のためなのか考えてみる
- 家系の病気を考えていつまで自分が動けるか逆算して計画的に新しいことを始める
- そして後悔のないように生きる
後悔しないように生きるなんて難しいことだと思いますが、時間は有限であること、自分が今していて楽しいと思えることをやるべきだと私は思います。
それぞれいろんな生き方があるなかで、本当にこんなにカッコイイ考えの持ち主が私の身近にいらっしゃるのがなんと誇らしいことか。
とーやさん、あのメッセ-ジがなかったらこんなに早い段階から独立したいって思えずズルズル続けていたかもしれません。本当にありがとうございます!!
このブログを書いている現在では鍵アカウントになっているのですが、いつか鍵を開放するかもしれないそうです。
その時はぜひご覧になってくださいね^^
ps
ちなみにあれからちょっとは成長はしているのですが、去年から止まっていたあの5年前の丁寧にネイルしたいんだ!の気持ちがまたゆっくり動き出しています。
まだまだ気になるところは多いですが、今後も見ていて下さると嬉しいです。
「私もネイルを習ってもいいのかな?」とか「独立するべきかな?」と思ったら誰かに相談してみるのも手です。
勿論私でよければご相談に乗ります。
とーやさんみたいに、メッセージをくれる方なんてなかなかいらっしゃらないですからね・・・!
おしまい!