【 初級者向け正面男の子・前編】グリッド線作成~顔の着色まで| グリッド線ありで痛ネイルを描くやり方
こんにちは!
痛ネイリスト育成アドバイザーの「いとう」です。
この記事ではグリッド線を使いながら男の子の痛ネイルの描き方をご紹介していきます。
初めての痛ネイルでもグリッド線ありならガイドがあるので痛ネイルの練習がとてもやりやすいのでおススメです。
顔のパーツやバランスの難しい正面以外のポーズでも描きやすいのでぜひ挑戦してみてください!
今回描いていくのはこの子です^^
この記事で使用しているジェル
GELGRAPH(ジェルグラフ)
はじっこねいるの作品たちはほとんどがジェルグラフのカラーで作品づくりをしています。
発色が良く使いやすいので、痛ネイルだけでなくワンカラーなどのベースデザインにもぴったりです。
ブルーシュ
今回はなくてもOK。グリッド線として使っています。
それでは早速やり方を説明していきます!
1,縦横にグリッド線を描く
縦横に5本ずつ線を引きグリッド線を作ります。
チップの中に全体を書き込みたい場合はグリッド線を多めに、ドアップにして顔だけなど一部だけ書きたいときはグリッド線を少なめにして書き込みます。
今回は初級者編なので服はほとんど描きません。
このグリッド線が歪んでしまうとこの後に描きこむパーツもずれてしまうので、出来るだけズレがないように正方形を目指して作ります。
左右上下対称に同じ間隔でグリッド線を作るときにブラシで距離を測りながら描くとスムーズにグリッド線が作れます。
これってチェックネイルにも応用できることなのでぜひそんな使い方もしてみてください^^
グリッド線は一度完全硬化します。
2,肌色を作る
手持ちの色に似た色があれば、作る必要はありません。
ただ、せっかくなら肌色を自分で作って色を混ぜるとどんな風に変化していくのか?を見ておくのもとても勉強になります。
通常の肌色は
ホワイト:イエロー:ピンクを3:2:1
で作れます。
今回は
ホワイト:イエロー:ピンクを4:3:1
で作りました。
ちなみにピンクが多くなると女の子っぽい印象になるので、性別を意識しながら肌色を作ってみてください。
原画とグリッド線を確認しながら点を書き込み最後は線で引いていきます。
あなたの幼少期に点を線で引いてみましょう!みたいなことをやりませんでしたか?
あんなイメージで点を根気強く打っていきます。
最初のうちは点をたくさん打ちながら線を引く大変な作業かもしれませんが、慣れてくると点が少なくても顔のパーツによって形のイメージが頭のなかで転写できるようになってくるのでその辛抱です・・!
ぜひしましょう、練習!(笑)
まずは点を線で引いた顔だけを塗りこんで完全硬化。
そしてそのあと首を書いてあげることで勝手に首のあたりにくぼみが出来るので輪郭の目印にもなります。
首も同じく点と線で引いて中を塗りこんでいきムラなく塗りこんでいきます。
3,頭部の輪郭を描く
肌色で頭の大まかな輪郭を描いていきます。
この時はまだ毛先まで再現せずに髪の毛がどこまで生えているかを確認出来る目安として書くことで、髪を描くときに頭が膨張するのを防ぎます。
4,肌の影の色と下書き用の色を作る
さっき作った肌色に
パープルとオレンジを少しずつ混ぜます。
気持ちオレンジが多めの茶色っぽい影を作ります。
パープルが多めだと青っぽい影に仕上がるのでキャラのイメージに合わせて作ります。
影の色は肌色との差をしっかりつけましょう。
わずかな色味の差だと、このあとコーティングを2回かけたときに色の差がなくなりせっかく描き上げた影が見えなくなってしまいます。
どれぐらいの差がいいのかは、自分のコーティングの厚さにもよるので、何度か試して自分に合う影の濃さを探してみてください。
影の色が出来上がったら下書き用の色も作ります。
肌色と肌の影の色を1:1で混ぜれば完成です。
自分がわかれば何の問題もないので、薄くてOKです。
5、顔のパーツ・髪の毛の下書きをしてバランスを確認する
実はいきなり描いていません。
急に描くとパーツのバランスを崩しやすいからです(汗)
目の中を塗りたい!髪の毛を塗りたい!!という気持ちをグッと堪えて下書きを描いていきます。
下書きを描くときは周りのグリッド線を目安にしながら書き込んでいきます。
今回は
口→鼻→目→眉
の順で描くとやりやすいです。
固める前にバランスをみておかしいところはその都度修正します。
修正はエタノールや、クレンザー、ウッドスティックなどできれいに落としましょう。
髪の下書きも書けたら再度顔のバランスを確認し、大丈夫であれば硬化します。
6、首の影を描く
肌色の影の色で首の影を書いていきます。
こちらもグリッド線を見ながらどこまで深く入れるかを確認しながら書き込みます。
7,髪の毛の色を作る
カーキとオレンジ・イエローを使い髪の毛の色を作ります。
(この時点ではブラウンが出来上がるだけなのでブラウンを使っても構いません。)
※このブラウンは後で髪の毛の影として使います。
肌色の影とブラウンを2:1で混ぜて髪の毛の色を作ります。
明るければイエローとカーキで調節して、暗くなりすぎてしまったら肌色を入れて調節します。
肌色を髪の毛の色に加えるとほどよく色がくすみます。
周りの色調と合わせることが出来るのでいままで使っていた色と混ぜながら作ることで、統一感が生まれます。
8,髪の毛を塗り耳を描く
頭部にしっかりジェルを置き、そのジェルを引っ張るようにして太い方から細い方へ流れるように髪の毛を描いていきます。
ジェルが溜まらなくなるので髪の毛っぽいギザギザしている感じもしっかり出すことが出来ます。
髪の毛を完全硬化させたら耳が描けるので肌色で描いていきます。
耳は髪の毛の前に描いてもOKです。
9,顔のパーツを塗る
白目と影
漂白した白よりオフホワイトで塗る。
肌色とパープルを1:1で混ぜて白目に影を入れます。
口の中と影
肌色の影とオレンジを1:1で混ぜたものを口の中に使用します。
パープル・オレンジ・ボルドーを1:1:1で混ぜて口の中の影の色を作り塗ります。
10,顔の影を塗る
次回の記事は瞳から描いていきます。
今回のワンポイントまとめ
- グリッド線はキレイに引く
左右上下対称に同じ間隔でグリッド線を作るときにブラシで距離を測りながら描くとスムーズ!チェックネイルにも応用可能! - 肌など広い範囲の塗りはムラなく塗る
ムラがあるだけで影や髪の毛が描きづらく仕上がりに大きく影響するので未硬化ジェルが出ないようにムラなく塗る。 - 影の色は肌色との差をしっかりつける
コーティングを2回かけたときに色の差がなくならないように気を付ける。 - 使った色を混ぜて全体に統一感を出す
肌色など今までのパーツの色を加えながら色を作ると統一感がでる。
あとはなんといっても何度も練習することです!
スラッとした鼻が描けるようになるというように1つだけでも目標があると、闇雲に練習するよりも遥かに成長が早いです。
今回の記事のワンポイントはすべて痛ネイルの上達するコツと言っても過言ではありません。
ぜひ1つでも多く習得していき痛ネイル練習を楽しんでみてくださいね^^
以下の動画でも解説しています!
p.s.
今回の原画はお恥ずかしながら自分で描き上げてみました。
1から生み出すってやっぱすっごく難しい・・・!(笑)
この子を使ってぜひ練習してみてください^^
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