【 初級者向け正面男子・後編】顔の着色から輪郭線~完成まで| グリッド線ありで痛ネイルを描くやり方
こんにちは!
痛ネイリスト育成アドバイザーの「いとう」です。
この記事ではグリッド線を使いながら男の子の痛ネイルの描き方をご紹介していきます。
こちらの記事は後編なので、最初から読みたい方はこちらをご覧ください。
1,(前回の続きから)髪の毛の影を塗る
前回の髪の毛の色を作ったときに取っておいたブラウンを使い、
髪の毛の影を塗るときも髪を塗るときと同じように太い方から細い方へジェルを伸ばしていき繊細な影をつけていきます。
え?どれ?と思ったらこちらを見てみてくださいね^^
2,瞳を塗る
瞳に関しては細かすぎてこの痛ネイルをつけている人や施術者にしかわからない、自己満足の粋でもあります。
存分に自分の癖を出したりして楽しんでください~!
ここまで細かく描くのもよく見えないからわからない!という方は瞳の色を2色にするなどして略しても構いません。
今回の瞳は3段階で色が濃くなっていきます。
瞳のベースカラー
今回は肌の影の色を使い瞳のベースカラーを瞳の色として塗ります。
一度5~10秒で仮硬化をします。
瞳の真ん中の赤
ボルドー・オレンジ・肌の影の色=1:1:1
瞳のベースカラ-から少し上にずらすようにして、ぼかしたりせずに丸く乗せて再び5~10秒で仮硬化をします。
瞳の上部の影
瞳の真ん中の赤にパープルをわずかに混ぜる。
瞳の真ん中の赤から少し上にずらすようにして、ぼかしたりせずに丸く乗せて再び5~10秒で仮硬化をします。
目の位置は命を吹き込む作業なので慎重に位置を決めて塗りましょう!
瞳の位置と大きさに注意しながら瞳を作ります。
3,眉毛を描く
眉毛の色は
髪の毛の色とカーキ=1:1
で出来上がります。
角度や太さに気を付けて描き進めます。
眉毛は全体の印象を決めます。
眉が太く濃いと雄々しく・細く薄いと繊細な印象になりやすいので、なんだか顔が濃い・薄いなどが気になったら眉毛の様子を見てみるといいかもしれません^^
4,八重歯を描く
八重歯の色はホワイトで、狭い場所に三角を作るので硬めのテクスチャのライナージェルがおススメです。
5,シャツを描く(今回は省略してOK)
今回はほとんど描ける位置ではないのですが、色づくりの参考のため載せておきます。
動画でも、ネイルチップにはほぼ点でしか描いていません。
シャツの色はホワイトにわずかにパープルを混ぜます。
なくても大丈夫で、影を作るときはブルーやパープルで作るとイラストが沈んで見えるのを防ぎます。
6,ノンワイプでコーティングする
アゲハのネイルチップ用ノンワイプジェルで輪郭線が入るところだけで大丈夫なのでコーディングして完全硬化します。
なんでコーディングするのか?
それは
- 輪郭を引っかかることなくスラスラ描きやすくするため
- 修正するときにベースカラーが色褪せたり汚れたりすることを防ぐ
こんな恩恵に授かれるからです・・・!
なので忘れずやりましょう!
私はよく忘れて悲鳴を上げてますが・・・(笑)
※今回はこの後ONIライナーを使用しますがメーカーによっては、ノンワイプをしたことで引っかかり、逆に輪郭が描きづらくなってしまうこともあるので、別のチップに試してからコーディングしてみてください^^
7,輪郭を描いていく
輪郭線は特に痛ネイルのコツというコツが集結しているところでもあるので、ぜひ1つでも多く覚えてやってみてください~!
今回使ったONIライナーのブラウンはそのまま使うとかなり濃いので、
髪の毛の色:ONIライナーグレー(廃盤):ブルーシュライナーオレンジ=1:2:2を混ぜたものとブラウンを混ぜて濃さを調整します。
黒を出来るだけ使わない。
黒の印象はとても強く薄めても主張の強い色です。力強く重い印象にしたくない場合は黒以外の有彩色を使い色を混ぜるのがおススメです。
きれいなラインを引くために守りたい事
緩いジェルばかりと混ぜてしまうとくっきり繊細なラインを引くのが難しくなってしまうので、出来るだけライナージェル同士で混ぜるようにしましょう!
その日のブラシや自分の調子で好みの太さが出るまで様子を見たいので、洋服や髪の毛など、顔以外のパーツから描いていくと毎回顔の中を描くときは調子よく描ける確率もあがります。
ラインを触らないように気を付けたい事
右利きなら左、左利きなら右から描き上げることで、ブラシを支える指で描いた輪郭を触ったりするのを防ぎます。
ラインをきれいに修正したいと思ったら
ONIライナーはエタノールや他メーカーのクレンザーで落とすことが難しいかなり濃い目のジェルです。
専用の「消し溶剤」と「消しブラシ」を使用することできれいに修正することが出来ます。
もし手元にその溶剤がなければ、丁寧にウッドスティックで拭います。
1度でキレイにしようと思わず、何度も拭き取りゆっくり修正していきます。
ラインを硬化するタイミング
上手くいったらすぐに硬化したくなりますが、ちょっと待った!
固めると、上手くいったところまでは修正しても消えづらい反面、
輪郭線の修正が後々し辛いので描いたところをしっかり確認してから硬化します。
固めず進めると修正しやすい分、
うっかり上手くいったところも消してしまうので、自分に合ったやり方を見つけて自分に合う硬化のタイミングを見つけてみましょう。
8、必要に応じて色を足すなどの修正をする
輪郭線を描き進めていくとこの色薄かったかも・・・など気になるところが出ることもあります。
そのときの対処方をご紹介します。
今回は髪の毛のジェルの厚さが足りなかったために肌色がうっすら見えている状態だったので、再度髪の毛の色を気になる部分に乗せてぼかすように馴染ませました。
馴染ませないと、修正した場所がバレバレなのできれいにぼかしてあげてください!
気になるところは一気に修正しちゃってまた輪郭に戻ります。
9、輪郭線を完成させる
輪郭線が全てのパーツに入ったかよくよく確認します。
眉毛・ほくろなど、細かなパーツは特に書き忘れがないようにしましょう。
10、瞳のハイライトを入れる
こちらも瞳を塗ったときと同様、自己満足な世界でもあるのでよく見えないという方は省略してしまっても構いません。
乙女ゲームの男の子は白い光だけでなく、カラフルなハイライトが入っているときがよくあるのでつけてあげるとそのキャラらしさが出てきます。
今回は、ターコイズブルーとピンクを使い丸をずらすようにして描きます。
最後にホワイトを入れることで、細い線を描かなくても繊細なカラフルなラインを入れたように見せることが出来ます。
11,髪の毛のハイライトを入れる
髪の毛のハイライトは
肌色と、ライナージェルのホワイトを1:1で混ぜます。
原画にあるものや、髪の毛の産毛を自分の想像で書き込んでも構いません^^
12,修正箇所書き忘れがなければコーティング
必要であれば、グリッド線を隠すために色を塗っても構いません。
グリッド線をチェックのデザインにしてしまってもいいと思います。
爪に着ける場合は、いつも使っているトップジェル、チップの場合は再度ノンワイプジェルでコーティングします。
13,ついに完成です!!
お疲れ様でした!!
ようやく完成しましたね・・・!
ここまで来るのに大変な労力と時間だったと思います。
甘いものや好きなものを食べて自分を甘やかしてあげてください(笑)
今回のワンポイントまとめ
- 目の位置は命を吹き込む作業!慎重に位置を決めてつくる!
瞳の位置と大きさに注意しましょう。 - 眉毛は全体の印象を決める。
顔が濃い・薄いなどが気になったら眉毛の様子を見ると解決することがある。 - 真っ黒を使うなら慎重に。
好みなので、好きな方は黒をしっかり入れていいと思いますが、黒はとても主張の強い色なので黒以外の有彩色を混ぜると柔らかな印象の作品になりやすい。 - くっきり繊細なラインを引くため緩いジェルを多めにライナージェルと混ぜない。
- 輪郭線の修正は何度も拭き取り丁寧に行う。
今回は正面の男の子の記事でしたが、今後は女の子や斜めの顔のやり方もご紹介出来たらと思っております!
処女作は今しか作り出せません。
初めて挑戦した痛ネイルは上手くいかないことが多くて捨ててしまいたくなる方もいるかもしれませんが、写真などで残しておくと今後自分がどれだけ成長できたかがわかる基準となります。
ぜひ、1年後2年後、痛ネイルの練習が上手くいかなくなったら上手な人と比べずに過去の自分とどれだけ成長できたのかを比べて自分をほめたり励ましながら練習に励んでみてくださいね!
楽しい痛ネイルライフが送れるよう応援しております!
以下の動画でも解説しています!
p.s.
前回もお伝えしましたが今回の原画はお恥ずかしながら自分で描き上げてみました・・・!
次は女の子の痛ネイル動画を作るところなので楽しみになさっててください~^^
練習して頂けた作品をLINEやInstagramのDMに送ってくださると、HPやストーリーズで紹介させていただきます!
匿名でもOKなのでご応募お待ちしております!